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種々雑多

バックナンバー:2004年12月分


やば 2004年12月1日(水)
気づけば12月ですよ。今年もあと1ヶ月で終わりです。去年も同じ事書いた気がしますが、それからもう1年経ったと思うと更にやばい気がします。去年書いて無いかも知れませんが。
今年を振り返るとなんですかね。たくさん水を飲んだ気がします。まぁ暑かったって事でしょうね。じゃあ初めから扱ったと書けば良いではないか。あ、字を間違えた。まぁ直さなくてもいいか。...と、そんな感じの1年でした。
話は全く変わりますが、しばらく前にmixi始めました。よく分からない方は無視してください。知ってる方はこんにちは。「青木@蔵」を検索して頂ければこんにちは。社交性が無いので友達増えませんが、そこがまた良い具合でグデグデやってます。そんな感じで。

シラフですよ、失礼な。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


ミスターカマボコ 2004年12月2日(木)
ジョニーデップの映画をサボってたけしの血と骨を観てきました。144分観終わっての一番の感想は「濱田マリが脱いでてちょっとびっくり」でした。あのモダンチョキチョキズがねぇ…。流石催洋一監督やね。
(青木秀雄/STUDIO-蔵)


一緒だね 2004年12月3日(金)
見たソナは1回お休みです。最近はすっかり週1回ペースになっており、このままだと最終回(予定)の20話はクリスマスイブになります。もっとも予定ですので、それより早く終わるかもしれませんし年をまたぐ可能性もありますが。

何より正直クリスマスイブに見たソナ書いていたくありません。

このところ韓国の話題ばかりだったので、日本の話でも。
安部なつみに詩を盗作された人は、権利云々よりも「自分のツボが安部なつみと一緒だった」ことについてどう感じてるんでしょう。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


K-1 2004 決勝 2004年12月4日(土)
あー、なんだろう。決勝戦はレミーvs武蔵、しかも優勝はレミーですか。カードも勝者も去年と同じという結果でした。
別に去年と同じだから悪いという事は無いんですが、「鬼の居ぬ間に掴んだ王座」というイメージがあったので「今年もレミーが優勝」と聞いた途端にグッタリです。まぁ、運だけで連覇出来るとは思いませんので、本当にレミーが最強なんでしょう。だからこそ余計に「K-1ってこんな物だっけ?」と心配になってしまいます。僕だけでしょうか?
ちなみに、会場入りした小林の話では2階席は半分くらいしか埋まってなかったそうです。「お金を払ってでも見たい」という人は既に絶滅寸前なのかも知れません。年末のDynamite!での起死回生を望みます。
話は変わりますが、レトロプレイヤーの新しいバージョンがほぼ完成しました。ただ、動作がイマイチ安定していませんので、テストして頂ける方を募集したいと思います。ご協力頂ける方はこちらまでご連絡ください。年の瀬でお忙しいとは思いますが、ご協力をお願いいたします。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


2004年12月6日(月)
毎年漢検が募集している「今年の漢字」ですが、締め切りが今日までだったみたいです。
今年は応募してみようかなあなんて思ってたら出遅れちゃったい。2004年をイメージする漢字一字、多分今年は「災」か「暑」でしょうねえ。「金」なんて可能性もあるのかな。
(青木秀雄/STUDIO-蔵)


見たこともない冬のソナタ17 2004年12月7日(火)
見たソナ第17回です。
続々と冬ソナ情報をお寄せいただいています。ありがとうございます。
今回までにいただいた情報はこちら

■第1回でユジンとチュンサンを間違える重大ミスを犯しました。しかし始まってしまった以上、見たソナは主人公がユジン(♂)、ヒロインがチュンサン (♀)で話が進んでいます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

第17回『その夜』

深夜。
姿をくらませたユジンは、安酒場で酔い潰れていた。
無断欠勤はもう一週間にもなるだろうか。あの日以来、寮に戻ることはなく、携帯の電源はとうに切れている。

テーブルに突っ伏すユジンに、店の主人が閉店を告げた。

ヨロヨロと立ち上がり、頼りない足取りで出口へ向かうユジン。テーブルには1万ウォン札が数枚、無造作に置かれている。

「ここんとこ毎日来てくれるけど、あんた何してる人?」

札の枚数を確認しながら店主。
澱んだ瞳のユジンは、その問いかけに応えない。おぼつかぬ手つきで扉を開くと、表通りは一面の雪景色だった。

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スキー場建設に関する書類を整理していたサンヒョクは、窓の外を舞い落ちる粉雪に気付き、その手を止めた。
デスクに飾られた写真立てには、微笑みをたたえる厚化粧の女性が1人。行方不明の妻、チェリンである。

懐から携帯電話を取り出すサンヒョク。

「明日の昼、1時間程予定を空けておいてくれ。チュンサンが退院するのでね、挨拶に行こうと思う。よろしく頼む」

デスクに向き直ったサンヒョクは写真立てを一瞥し、書類のチェックを再開した。

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「明日の昼ですね、ではそのように。彼女も喜びますよ」

サンヒョクからの電話を切るヨングク。
雪降り積もる夜中に1人佇むその場所は、かつてユジンとチュンサンが愛を語らったスキー場のゲレンデである。

不思議なことに、スーツ姿のその肩、頭にも、雪はかかっていない。いやよく見れば、サンヒョクを中心とした直系10メートル程の円の中には全く雪が落ち ていないのだ。

携帯電話を懐にしまったヨングクは、彼方に煌めく春川市の夜景を見つめ、うっすらと目を細めた。

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マフラーを寒風になびかせながら、ユジンはいつしか、春川商店街へと続く並木道を歩いていた。
雪に埋もれた歩道を青白く照らす街灯。チュンサンとの待ち合わせ場所だったその灯りの下、酔いから醒めたユジンの頬を涙がつたう。

「こんな所へ来たって…」

呟き、メタセコイアの木陰にくず折れるユジン。その鼻先へ、風に運ばれた粉雪が触れては消える。
この雪のように、いっそ僕も消えてしまえれば…優しく迫る睡魔に身を任せ、朦朧とする意識の中、ユジンは傍らに人の気配を感じた。

「しっかりするんだユジン。さぁ立って」

顔を上げたユジンが見たのは、傘をかざし佇むもう1人の自分だった。

「…え?」

面識の無いユジンが戸惑うのも無理はない。その正体は、サンヒョクのリムジン事故に現れた野次馬の1人。ユジンに瓜二つの容姿を持つ、魚屋のチンスクで ある。

「眠ってはいけない。チュンサンの元へ急いで。彼女には君が必要なんだ」

ユジンがチンスクに抱くべき疑問の数々は、混濁する意識の中でかき消えた。素直にその言葉を聞き入れつつも、弱音が口をつく。

「今さら僕なんかが行ったところで…。チュンサンは、あのサンヒョクと…」

「違うんだユジン。今は細かく説明している時間が無いけれど、もし君がまだ彼女を大事に思うのなら、病院へ向かってほしい」

「…こんな夜中に何を」

うずくまったまま、ユジンはゴネるようにブツブツと呟く。
その両脇を抱え、半ば無理矢理ユジンを立たせると、体に積もった雪を払い落とすチンスク。

「大丈夫。彼女は君を待っているよ」

暖かい笑顔と共に、持っていた傘をユジンに差し出す。

「………どこへ行ったって同じなら」

傘を受け取ったユジンは、春川市立病院へと歩き始めた。

<魚屋再び、金曜日につづく>

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

見たこともない冬のソナタを書いている私は、冬のソナタを見たことがありません。
皆様からお寄せ頂く情報が物語を進める手がかりです。登場人物、設定、イベントなど何でも結構です。ご存知の方は掲示板メールにて御連絡ください。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


2004年12月8日(水)
めぐみさんじゃなかった例の骨はどうなるんでしょう?っていうか、お前(お前ら)誰だよ?って話ですが。
話変わりますが、運転していて頭に来るツボがあります。運転中は割と何をされてもイライラしない(ように心がけている)んですけど、次の2点だけはどうにも許せません。

1)のろい車が左右の車線を並走している時。のろいのは大目に見るから、せめて片側は空けとけよ...と。
2)脇道から目の前に割り込んで来た車が、その後ノロノロ走りやがった時。そんなに遅いなら初めから飛び出して来るな...と。

イライラし過ぎですか?師走ですから勘弁してくださいよコノヤロー。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


風雨にさらされ色褪せた姿が見たかった 2004年12月10日(金)
残すところあと3回となった見たソナは、またもや1回お休みです。

春川市に建てられる予定だった等身大ペ像が「似てない」という、もう少し早く誰かが気付いてもよさそうな理由で廃棄決定してしまいました。夢に現れ、どこまでも追いかけて来そうなこのビジュアル。日本人が現物に触れることがないのは残念でなりません。

それではまた火曜日に。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


見たこともない冬のソナタ18 2004年12月14日(火)
見たソナ第18回です。
続々と冬ソナ情報をお寄せいただいています。ありがとうございます。
今回までにいただいた情報はこちら

■第1回でユジンとチュンサンを間違える重大ミスを犯しました。しかし始まってしまった以上、見たソナは主人公がユジン(♂)、ヒロインがチュンサン (♀)で話が進んでいます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

第18回『来訪者』

深夜の春川市立病院。
低く唸るような無気味な振動が、病室の窓枠をカタカタと揺らす。
閉じた瞳になお強烈な光を感じ、すわ何事かと上体を起こすチュンサン。

そこにあった異常な光景はこうだ。
窓の外から差し込むマラカイトグリーンの閃光。その眩しさに目が慣れた時、そこに見えたのは直系10メートル程の紡錘型の物体だった。
それは、2階にあるチュンサンの病室よりも、やや上方の中空に静止していた。
水滴のように滑らかな表面には、突起物はおろか外装の繋ぎ目すら見当たらない。
光はその全体から発せられており、先程から室内を揺らし続ける振動も、この物体が引き起こしている現象のようだ。

身じろぎひとつ出来ぬまま、絞り出すような声でチュンサンが呟く。

「…UFO?」

コン、コン、と扉をノックする音。
我に返ったチュンサンは、助けを求めるようにベッドのある窓際から離れ、ドアノブを回した。

扉の外には3人の男が立っていた。
当直の医師でも看護婦でもない、黒スーツに身を包んだ男達。
中央に立つ人物に、チュンサンは見覚えがあった。

「ヨングクさん…?」

「お迎えにあがりましたよ。チュンサン」

不敵な笑みを漏らすヨングク。
右端の男が、ヨングクに何事か問いかけた。

「コネテ、パファローカ、タクラマカン?」

それはチュンサンには全く聞き取れない言葉。
受けたヨングクが、2人の男に指示を出す。

「イシラマーテ、ガ、イアンュジウヤ、ウド」

呆気に取られるチュンサンの両脇を、男達が抱えた。

「こ、これは…これはどういうことなんですか!?」

狼狽するチュンサンを、ヨングクが制す。

「安心してください。ご両親の許可は頂いていますので…ポテヌダ」

踵を返して歩き出すその後に、チュンサンを抱えた2人の男が続く。

悲鳴が夜の病院にこだました。

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高台の病院へ続く雪の坂道を、うしろにチンスクを乗せた自転車で力走するユジン。その耳に、かすかな悲鳴が届く。

「今の声は、チュンサン!?」

「急ぐんだユジン!」

チンスクに急かされるまでもなく、急加速する自転車。

やがて2人の目の前に現れたのは、病棟に寄り添うようにして宙に浮く、紡錘型の発光物体だった。

「…UFO?」

呆気に取られ、呻くようにユジン。
チンスクはといえば、別段円盤の存在に驚いた様子はない。焦りこそ隠せないでいるものの、それは円盤の下部から地上へ伸びる、一条の光線に対してだっ た。

「あそこだ、ユジン!」

チンスクが指差す光線の中には、まるでそこに目に見えぬエレベーターでもあるかのように、円盤へ吸い上げられて行く複数の人影があった。3人の男と、 チュンサンである。

「チュンッッッサァ〜ン!!」

ユジン絶叫。
地上の様子に気付いたチュンサンもまた、声を振り絞る。

「ユジン…助けてユジーン!!」

そう、この夜の衝撃で、チュンサンの失っていた記憶が戻ったのである。
だが、再び繋がった2人の想いも虚しく、チュンサンと3人の男の姿は円盤の中へ消えるのであった。

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ゆっくりと病棟を離れ、飛行を開始する円盤。
その内部は、光沢のない銀色の空間だった。天井灯などは見当たらないが、床、天井全体が発光しており、十分な照明となっていた。

4人が円盤に入った際に空いていた床の穴は、すでに跡形も無い。
ヨングクが胸に手をあてて何事か呟くと、外から見た時には何も無かったはずの壁の一面に、周囲の様子が映し出された。

チュンサンの両脇を抱えていた男達がその手を放す。
恐怖のあまり声も出せず、チュンサンはその場にうずくまり震えるばかりだ。
眼前には無気味な笑みを浮かべるヨングク。

「さて、何からお話しましょうか…」

その時、モニターを見つめていた1人の男が、慌てた様子でヨングクを遮った。

「スデキンニ! モナ、ソユフンゼイガスデイシ、ラルイテシウコイニラヤト、ビヒキシクツウヤ、ワウドノキアハムーブヤマイ!」

男の指差す先のモニター。そこに映るのは、2人乗りの自転車を立ち漕ぎし、驚異的なスピードで円盤に追いすがるユジンであった。

<やっちゃった。金曜日につづく>

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

見たこともない冬のソナタを書いている私は、冬のソナタを見たことがありません。
皆様からお寄せ頂く情報が物語を進める手がかりです。登場人物、設定、イベントなど何でも結構です。ご存知の方は掲示板メールにて御連絡ください。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


基本ですか? 2004年12月15日(水)
音楽には少しは詳しい方だと自負していましたが、つい最近まで知らなかった事があります。Queenのヴォーカルのフレディー・マーキュリーって、もう10年以上前に亡くなってたんですね。驚きを通り越して愕然としていまいました。ご冥福をお祈りいたします。今更祈られても困るでしょうけど。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


見たこともない冬のソナタ19 2004年12月17日(金)
見たソナ第19回です。
続々と冬ソナ情報をお寄せいただいています。ありがとうございます。
今回までにいただいた情報はこちら

■第1回でユジンとチュンサンを間違える重大ミスを犯しました。しかし始まってしまった以上、見たソナは主人公がユジン(♂)、ヒロインがチュンサン(♀)で話が進んでいます。

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第19回『真相』

「タシマキヅ、キニトコイナテケカヲネガメハペノ。ンカンサトンカッイトルミテミヲ、ジーケッパノオデビルイテデデマン、カッュジンゼ!」

「スデウソルアガ、キンニガウホノコトオノルバイラノ、ソリヨ)ペ(マサンヨハニイセンダ、ノャシウョチシ」

慌てる部下に、何かしら指示を与えているらしいヨングク。
その身振り手振りから大方の状況は掴めても、両者の会話はチュンサンには全く聞き取れない。

部下への指示を終えたヨングクが、改めてチュンサンの前に立った。

「失礼。彼等はこの星の言葉を身につけていないのでね」

「あ、あなた達は一体…」

怯えるチュンサンを見下ろすヨングク。その瞳が赤く濁った。

-----

「彼等はペイチョン星人、有り体に言えば宇宙人てやつさ。そして、とびきりの悪党だ」

夜空に流れるUFOを追い、白く染まった春川市内を激走する自転車。
その荷台に股がったチンスクが語る。

「ペイチョン星の大王に捧げる生贄を捕らえに、定期的に地球にやって来てるいるのさ」

普段なら突拍子も無い話と笑い飛ばすユジンも、目の前にUFOが現れては信じるしかない。
ペダルを踏み抜かんばかりの勢いで漕ぎ続けながら憤慨する。

「何だって!? それでチュンサンを…サンヒョク、許せん!」

「違うんだユジン。サンヒョク、彼もまた被害者なんだ」

やがて加速する自転車は市内を抜け、山間部へと繋がる高速道路へ入った。

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再びUFO内部。
ヨングクがチュンサンの胸元を指差す。

「そのポラリスのネックレスは、5年前、我々が貴方にお預けしたものです」

「そんな! このネックレスは子供の頃、母さんが、母さんが…? 思い出せない…」

口元を歪ませヨングク。

「当然です。その際の記憶は、その場で我々が施した手術により消去されているのですから。そのネックレスこそ、貴方が大王の眼鏡に叶ったという証。そして収穫期となった今、我々は改めて、ネックレスを持つ人間を回収してまわっている訳です。仰りたい事も多々あるでしょうが、色々な意味で我々も苦しい。時間も無い。故にそろそろ目的地に到着です」

いつしかUFOは着陸し、その壁を取り巻くモニターには、一面の雪景色が映し出されていた。
チュンサンはその光景に見覚えがあった。かつてユジンと2人シュプールを描いた、あのスキー場である。

「このスキー場の地下に我々の基地があるのです。貴方はここで、ペイチョン星と地球を往復する大型船に乗せ代えられ…」

プルルルル! プルルルル!

得意気なヨングクを遮り、チュンサンの携帯が着信を知らせた。液晶に表示される発信者の名は、ユジンである。
咄嗟に通話ボタンを押すチュンサン。

「ユジン! ユジンなの!?」

-----

「チュンサンかい!? スキー場まで君を追って来たが、見失ってしまったんだ!」

スキー場の駐車場でUFOを見失ったユジンは、チンスクの機転で電話をかけたのだ。
だがユジンの携帯は、一週間に及ぶ失踪の中で電池が切れてしまっていたはず。なぜ通話が可能になったのか、その秘密は、携帯がユジンの洋服の胸ポケットに収められていたことにあった。
高速で飛行するUFOを追い、自転車を漕ぎ続けたユジン。当然体温は上昇し、その熱は胸ポケットの携帯にも伝わる。病院から市街地を抜け、高速に乗り郊外のスキー場へ、そうして暖められた携帯の電池は、僅かながらその電圧を回復していたのである。まさにユジンの熱い想いが起こした奇跡と言えよう。

「ああユジン! UFOはゲレンデの中腹に着陸し…」

ブツッ。

唐突に途切れる通話。
顔を見合わせたユジンとチンスクは、再び自転車に股がりゲレンデへと向かった。

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チュンサンの携帯を奪い取り、片手で粉々に握り潰すヨングク。

「しつこい連中だ。ノヘホャシッペ!」

ヨングクの指示により、再び男達に両脇を固められるチュンサン。
引きずり降ろされたゲレンデの一部に、暗闇の地底へと続くトンネルが口を開いていた。

必死にもがき、あらん限りの声でユジンの名を叫ぶチュンサン。
抵抗虚しく暗闇に飲まれゆくチュンサンの耳元に、微かに、しかし確実にその声は届いた。

「チュンッサァーン!」

暗闇に浮かぶひと粒の光。
見開かれたチュンサンの瞳に映ったものは、積雪50cmはあろうかという斜面を己の元へと猛進する、自転車のヘッドランプであった。

<次回最終話。火曜日につづく>

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

見たこともない冬のソナタを書いている私は、冬のソナタを見たことがありません。
皆様からお寄せ頂く情報が物語を進める手がかりです。登場人物、設定、イベントなど何でも結構です。ご存知の方は掲示板メールにて御連絡ください。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


タコス 2004年12月18日(土)
スーパーで買ったタコスを食べたら生地がパリパリしてたので「こんなのタコスじゃねぇ」なんて思ったんですが、ロイヤルホストでタコスを注文したら同じ物が出てきました。タコスって柔らかい生地の物だと思い込んでいたんですが、どうやら固いタコスもあるんですね。生八つ橋と乾燥八つ橋みたいなもんでしょうか?
(青木太臣/STUDIO-蔵)


今年の重大ニュース 2004年12月22日(水)
もうそんな時期ですよ。あっと言う間の一年でした。まぁ毎年そう言ってるわけですが。
それはそうと、今年の重大ニュースですよ、ええ。何が重大でしたっけ。猛暑?水不足?あ、水不足じゃなかったか。まぁそんな具合で、特に重大な事も無いような一年でした。それが一番有り難い事なのかも知れませんが。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


見たこともない冬のソナタ20 2004年12月24日(金)
見たソナ最終回です。
冬ソナ情報募集にご協力いただき、ありがとうございました。
今回までにいただいた情報はこちら

■第1回でユジンとチュンサンを間違える重大ミスを犯しました。しかし始まってしまった以上、見たソナは主人公がユジン(♂)、ヒロインがチュンサン(♀)で話が進んでいます。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

最終回『光』

自転車を見つけたヨングクが、舌打ちとともにスーツの懐に右手を潜らせる。

「よく頑張ったがここまでだ。死ぬがいい!」

掲げたその手に握られていたのは、銀色に輝く棒状の物体。
先端がユジン達の自転車へと向けられる。

「ユジン、危ない!」

危険を察知したチュンサンの叫びと、棒の先端から青白い光線が放たれたのはほぼ同時だった。 咄嗟に自転車から飛び下りるユジンとチンスク。

一閃。
そして轟音。

突如としてゲレンデに出現した巨大なクレーターに、巻き上げられた雪と土砂が振り注ぐ。
クレーターの最深部からやや離れた場所に、残骸と化した自転車が転がっている。ユジンとチンスクはその脇に、半ば土砂に埋もれるように倒れていた。

チュンサンの悲鳴とヨングクの高笑いが、雪山に入り交じる。
だがその中にあって、倒れ伏したユジンの指先がピクリと動いた。

「…チュン…サン」

死力を尽くし、傷ついた体をその場に起こす。

ユジンが、そしてチュンサンが、同時に叫んだ。

「チュンッスゥォワァーーーン!!」

「ユゥーズィーーーン!!」

二人の絶叫が山間にこだまする。

その様子に、ワナワナと口元を震わせるのはヨングクだ。
母星の言葉で何事か吐き捨てると、再び手に持つ棒の狙いをユジンへ定めた。

その時である。
その場にいる全ての者を、体の芯から揺るがせる振動と轟音が辺りに響いた。

ヨングクの部下が悲鳴に近い声を上げ、山頂を指差す。
朝日の射し始めた頂に、白い波濤が見えた。

雪崩である。
ヨングクの放った光線の爆発が、ユジンとチュンサンの叫びが巻き起こした大規模な雪崩が、今まさにスキー場へと押し寄せているのだ。

慌ててトンネルへ逃げ込もうとするヨングクとその部下。
互いの元へ駆けるユジンとチュンサン。
だが、蠢く誰1人の願いも叶うことはなく、全ては巨大な雪のうねりに飲み込まれていった。

-----

自分を呼ぶ声に気付き、ユジンは目を醒ました。

目の前に立つのはチンスクだ。
何も無い、真っ白な空間に浮遊する2人。

「うう…チュンサンは? チュンサンはどこへ!?」

慌てて辺りを見回すユジンを諭すように、チンスクが語る。

「大丈夫、彼女は無事だよ。ペイチョン星人達も、基地を失いしばらくは地球に寄り付けないだろう。全て君のおかげさ、ありがとうユジン」

「…君は、いったい」

微笑みをたたえるチンスクに、始めてその正体を問うユジン。
チンスクは応えない。

「さあ、もうすぐ本当に目が醒める。彼女と、兄妹仲良くね」

「兄妹? 僕とチュンサンが兄妹だと言うのかい?」

「人類皆兄弟って言うだろう? そのくらいの意味で受け取ってくれればいいよ。何か、いま言っておかないといけない気がしてね」

笑顔でそう言い残すと、チンスクはゆっくりとユジンの側を離れた。

「待ってくれ! まだ君の名前も…」

後を追おうとするユジンだが、懸命に手足を動かしても、その場から移動することができない。
やがてチンスクの姿は白い靄に紛れ、ユジンの視界から完全に消え去ってしまった。
そして1人取り残されたユジンの意識にもまた、同じく靄がかかり始めた。

-----

再びユジンが我に返ると、そこは暗闇の中だった。
先程と違った妙な息苦しさがあり、手足も思うように動かせない。だがその拘束の中で、ユジンは微かに光を感じた。
意を決してその方向へ力一杯体を動かすと、途端に光は強烈なものとなり、肺に新鮮な空気が流れ込んできた。

眩さに閉じていた目を、少しずつ開く。
一面の雪景色のあちこちから、巨木の枝が、根が、そしてリフトの残骸と思われる破片が突き出ている。
雪崩に飲み込まれたユジンは、奇跡的にその表面に近い位置に埋まっていたのだ。
意識を失って数分間の出来事であったが、その間に朝日が雪上を照らし始めたのも幸運だった。

気が付けば、傍にはチュンサンが倒れている。
ユジンに動揺は生じなかった。そっと、その頬に手の平をあてがい、雪を払う。

「…ユジン? 私達、助かったの?」

チュンサンの瞳がゆっくりと開いた。

「ああ、もう大丈夫さ」

「なんだか長い夢を見ていたみたい。でも今は、とても爽やかな気分なの」

微笑みを返し、優しくチュンサンを抱き起こすユジン。
冷たく澄んだ空気の中、穏やかな陽光が二人を包んでいる。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

おしまいです。
解決しない謎や理不尽な点も残りましたが、仕方ありません。だって冬のソナタ見たことないんですから。などと開き直っておきます。

お寄せ頂いた情報の中で「パート1がある」というものだけは消化できませんでした。ヨコタさんごめんなさい。
パート1は雑多のネタが尽きた頃にまたやりたいと思います。
おつきあい有難うございました。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


バカになったと思われますが 2004年12月25日(土)
家を建てたいと思っています。もちろん予算なんかありません。そんな事を友人に話したら「バカじゃない?」と言われてしまいましたが、実は自分で建てたいと思ってます。基礎から内装まで全て。本気でバカになったと思われそうですが。
とは言え、日本でも自分で建てる方はいらっしゃるようです。しかもセルフビルドなら1/3程度の予算(ほぼ材料費のみ)で建てられるとか。おぉ、それなら何とかなるかも。技術的な問題も2×4工法を使えば素人でも簡単に建てられるとのことです。要するに木の箱を作って重ねるだけですから。
まだ具体的にどうこうという話ではありませんが、将来的に趣味と実益を兼ねて建ててみるというのも悪く無いんじゃないか?と思います。プランニングしているだけでも楽しいですし。皆様もぜひ。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


検索 2004年12月28日(火)
蔵のアクセス解析を見てみると、見たソナ期間中に「冬ソナ」「チュンサン」等のキーワードで検索をかけて来られている方が割といらっしゃいました。

何かもう、すいませんでした。
(小林隆英/STUDIO-蔵)


今年の最後に 2004年12月29日(水)
「人生で一番悪い年だ」と言われてスタートした2004年でしたが、結論から言えば平穏無事で楽しく過ごせた一年だったように思えます。特に色々な方と出会う機会に恵まれ、そこから派生する新たな動きで来年は更に面白い年になるんじゃないかと期待しています。
などと来年の事を考えてみたものの、未だに年越しの準備が全く終わってません。年賀状しかり大掃除しかり。まぁどうにかなるでしょう。いい加減なのは今に始まった事ではありませんので。
何はともあれ今年もお世話になりました。面白すぎず便利すぎず...来年もそんな物をコソコソ作っていきたいと考えておりますので、また御贔屓にして頂ければ幸いです。それでは、良いお年を。
(青木太臣/STUDIO-蔵)


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